イベント・研修会

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令和4年度単位会代表者会議

令和5年3月7日(火)10:30~12:10に県総合社会福祉会館(シズウェル)に静岡県内の各単位会(19家族会)の代表含む51名が参加して開催されました。

次第
1.理事長挨拶
・令和4年度事業報告
・令和5年度事業計画
2.全体会議
テーマ【親亡き後の自立】~8050問題の現状とひきこもり対策など~
3.みんなねっとからの報告

午後からは延期されていた新春拡大会長懇親会を開催し、3年ぶりに余興などで親交を深めました。

吉村理事長の令和4年度事業報告
令和4年度の各事業は、コロナ禍の第7波、第8波の影響を受けましたが会員の皆様の感染防止へのご協力のお陰をもちまして計画の最小限の変更で実施することができました。以下に概要を報告いたします。
家族会の育成・支援及び家族会会員の問題解決やエンパワメントに注力しました。具体的には、役員が家族会の総会に参加し連合会本部との連携を深め、規模は縮小しましたが本日の単位会代表者会議などを通じて共通の課題や情報交換を促進。また、会員に対しては相談活動のスキル、知識向上を目指し拡大相談員研修会を実施しました。更に、「家族による家族学習会」を広めるために家族学習会担当者研修会を実施しました。コロナ禍にもかかわらず、今年度は9家族会が「家族による家族学習会」を開催することができました。
精神保健福祉活動としては、一般への普及啓発を目的に社会参加援助事業を5家族会が実施し、精神保健福祉啓発援助事業は中部地区家族会研修会を始め講演会を4家族会が実施しました。同様に、会員及び行政、関係団体・機関、一般県民等を対象に10月には静岡県精神保健福祉大会を実施しました。広報活動については、9月に「もくせい会ニュース60号」、3月に「機関誌もくせい46号」を発行。ホームページもタイムリーに諸行事を発信することが出来ました。また、「重度障害者医療費助成」「JR運賃助成」等の要望運動は引き続き粘り強く主張していきます。
障害者総合支援法の事業関係では、職員の感染防止努力も有り就労継続支援B型の浜松事業所と静岡市支援センター「みらい」を順調に運営することができました。ただし、「みらい」に関しては、令和5年から4年間の事業運営を継続するためには10月の指定管理公募までに法人による計画相談事業を開始していることが必要条件でした。関係者の努力の結果、指定相談支援事業所「きんもくせい」を開設することが出来ましたが、常勤専門員の確保や利用者数の増加など課題を抱えての出発です。
最後に、連合会が抱える会員の高齢化と家族会及び会員数の減少問題があります。「富士ばら会」「長泉きせがわ会」が退会した令和4年度は、19家族会、851会員数となっています。精神の病を持つ人が減っているとは思えません。今後共に悩んでいる家族に寄り添うべく告知啓発活動を粘り強く継続し会員増強に繋げていく所存です。

令和5年度事業計画概要

令和5年度月別事業計画概要

全体会議
テーマ【親亡き後の自立】~8050問題の現状とひきこもり対策など~
NHKの福祉情報サイトより引用した配付資料

みんなねっとからの報告
・改正精神保健福祉法案可決成立(令和6年4月1日施行)
①医療保護入院の見直し
②「入院者訪問支援事業」の創設
③精神科病院における虐待防止に向けた取組みの一層の推進
・障害者権利条約総括所見の公表

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